・平成7年度総会における議事運営問題点について


     

定時総会での批判されるべき具体的な問題点


1.参加した会員を全て議場に迎えるとの原則を無視したこと。
   
  ⇒会員の関心の高さに比べて議場設定に無理があった。しかも会場は学校側が設営したので動かせないとの詭弁を弄しあえて参加者全員を議場に入れることを拒んだとも思われる更に、議場に理事、支部長席を設け、一般会員の席を限定し、多くの会員を議場外に止めたままで会議を行ったことは会員の総会に出席する権利を阻害するものであった。                     
 
2.議長の選任を司会者一任として強行したこと。
   
  ⇒議場に異論がなければ議長の選任を司会者一任とすることも認められるが、異議がある以上、少なくとも司会者一任の是非を議場に図り、あらかじめ定められた議長候補への過半数の賛同を得る作業は必要(常識)である。

  ⇒明らかに異議があり、現実に他の議長候補の存在が明らかなのに、聞く耳持たずに司会者一任による議長の選任を強行したことは、会則違反である。(会則第20条会議の議事は、出席者の過半数でこれを決する。)                            

3.提出された議長不信任案を全ての議事を終了した時点で審議するということ。

  ⇒議長への不信任案が提出された以上、議長は一時的にその職を副議長に委ね、副議長の手により不信任案の採択の可否を議場に諮るべきものである。  
  
  ⇒不信任の対象とされた議長が、己の不信任の是非を諮らず、そのまま議事を進行するとは通常の会議の常識では考えられない暴挙である。
  
  ⇒予定された議事終了後、議長は不信任案に反対の拍手を求めることを以て拍手多数により議長不信任案は否決された、と宣告したが、これは正に茶番である。当該議長の議事運営に係わる不信任案であればこそ、議長不信任案は全ての議事に最優先されるべき先決事項である。不信任を突きつけられたままの議長による議事運営は無効と言う以外ないと言える。
  
4.会長の選出を支部長、役員等の推薦により会長候補者が信任されたと認識し、拍手を求めることで会長の選任を行ったこと。

  ⇒議長の選出の場合と同様,議場に異論がなければ、この方法を可とするものの,明らかに異議がある場合は,議場に議長の判断の可否を問わなければならない。

  ⇒現実に対立候補の立候補届けを議長が受理した以上、2名の候補者による選択的選任を行うべきであり、この選択的選任の方法こそ議場に諮るべきである。

  ⇒会長の選出を「会則に定める議事」と認識するならば、その決定は出席者の過半数で決めるべきである。また何らかの別段の方法による選出方法が提案されるならば、その提案審議すべきである。議長の支部長、役員等の推薦により会長候補者が信任されたとの認識もここで言う別段の方法の一つにすぎず、これもまた議場に諮り過半数の同意を得なければならない。
 
5.会長の選出にあたり、受理された立候補者を諮らなかったこと。

  ⇒何らかの理由により、立候補そのものを受け付けなかったのならばいざ知らず、議長が立候補の届け出の受理を議場に報告しながら、この候補者の支持の可否を諮らなかったとは、会員の議決権の侵害のみならず、立候補者の名誉を棄損するものに外ならない.このような愚挙は,本学同窓会の権威と尊厳を踏みにじるものであって、絶対にあってはならないことである。
  
6.議事の表決を拍手多数をもって決すること。

  ⇒積極的な反対の予想されない議案については、通例、議長が異議の有無を確かめ、異議のないことを確認して議事を決する方法がとられるが、この場合にのみ、今回の如く議長が賛同の拍手を求めることを以て議決の確認が許されるものであって,明らかに異論がある場合は、投票・起立・挙手といった明確な方法による多数決の採用が当然の理である。

  ⇒今回の議場指揮による「拍手多数」との認識は、多数の拍手があったとのことにすぎず,如何なる意味においても「他に比較して多数」であったとの事にはならない。従って議決の方法として、議場に異議が認められる案件における「拍手多数」との採決は会則第20条に違反し、議決は無効である。

  ⇒拍手多数とは、単なる多くの拍手であって何ら計量できない漠然とした印象に過ぎないものである。たとえ拍手を音量として計測し得るものとした場合にあっても、対象たる異論の計測を行わない限り拍手の数乃至は量を比較することは出来ないことは当然である。従っ今回の件における拍手多数とは何ら多数決の原則による議決の要件を満たしたものではないことは明白である.即ち,これら議決の全ては「欺瞞」以外の何ものでもない。



  

総会以後、報道等にみる伊東氏の発言における問題点 

     (以下、報道の引用は全て新歯科時報6月号による)
               
 1.私が心外だったのは、学校関係者が中に入った問題です。学校と同窓会にはそれぞのの立場があり、余り踏み込み過ぎても具合が悪い。

  ⇒学校と同窓会にはそれぞれの立場があることは確かだが、お互いが協調できる間柄が最も望ましい。それ故同窓会の運営には常に学校側と意志の疎通を図り、互恵の精神であたることが肝要である。同窓会が学校が介入したとの認識を持つ根底には同窓会が組織として学校に優越しているとの夜郎自大る自負によものであり、同窓会は学校あってのものとの原則を忘れているのではないか、の感を覚える。

 2.その中には招集された研修生や医局員がかなりいたように思える。

  ⇒同窓会の会員はなにも支部に籍をおく臨床医の集団ではない。会則に示すとおり、学校の教職員であれ、大学院生であれ会員であり、学生であってさえ準会員の資格があるとされいる。原則的には、同窓会の最高の意志決定機関たる総会に出席し自らの意志を示すことは会員の基本的権利であり、その置かれた立場によって一切左右されるものではない。(平成5年度支部長会での質疑に会員の資格問題があったが、執行部側は会費の納入があるなしに係わらず、卒業生は全て同窓会員である、との答弁があった会則に会員の会費納入義務が明記されていないこともあり,会員の権利と義務の関係が本会では不明確であることによりこのような問題が派生してくることもある)

 3.若い人達にブザマな恰好を見せたことが残念だ。若い人達は何故こういう状況に陥っているか理解出来ない状態で出席しており、これを機会に正確な情報のもとで同窓会のあり方を考えて欲しいと切望する。何故強行突破を採らざるを得なかったかを会員に考えて頂きたい。

  ⇒ある意味では正に正論であり,このまま執行部側への批判として返すことができる。総会の議事録の開示を拒むなど、過去の執行体制の中に由らしむべし、知らしむべからずの体質を指摘することは容易である。

  ⇒いみじくも、伊東会長自ら強行突破を採ったと認めている訳で、総会の実態が通常の会議の常識に反していること、本来避けなければならない対応を採ったとのことである。後段の臼田氏の総会の運営の正当性を強弁する論理との整合性に破綻が認められ、興味ある発言と言える。     


 

総会以後、報道等にみる臼田氏の発言における問題点


 1.各種機関で指名された上、総会で会長から指名を頂戴し、全国殆どの支部長さんから推薦状を戴き、総会の場で絶大なる拍手をもってご賛同賜り、会長に就任することになった。

  ⇒各種機関で臼田氏を次期会長に指名するとの機関決定したとの事実はない。どの機関でも伊藤会長の「次期は臼田氏を」との意向を聞きおくだけだったというのが事実である。

  ⇒全国殆どの支部長さんから推薦状を戴き、とのことだが、実際のところは各支部長直接に臼田氏を支持するとの確答を得たものではない。

  ⇒絶大かどうかの判断は別にして一部の人々の賛同の拍手は事実である。しかし対立候補があった以上、何らかの選択的選任の方法を探るべきであった。

 2.正常な議事運営を諮ろうとしたにもかかわらず、議事進行中にマイクを掴み大声で叫びながら議長席に迫るような異常な事態を来してしまった。

  ⇒民主的な会議の常識にそった正常な議事運営を諮ろうとしたならば、議長の選出において異議異論を聞くべきであった。結果として議場の混乱を生じた原因は全て議長の選出に強行手段を採ったことに原因があるのであって、この原因を認めない以上、その後の混乱を非難することは何ら意味を持たない。

  ⇒正常な議事運営は、民主主義国家における会議の常識による以外の方法はない、この常識を覆しても体制維持を図るための強行手段を採るとのことは既に執行部側に正常な議事運営を諮ろうとの意志を持たなかったことを証明している。

 3.弁護士に相談しながら手続きを踏んだ進行を行っており,後ろ指をさされる覚えはない。

  ⇒弁護士として依頼者(体制)側の利益を守るための方策として、会則の不備を突いて結果オーライの議事運営をもって是とする、との判断による議事運営を図ったものに過ぎない。会則が不備なるが故、議事運営の方策が法理論的には瑕疵がないとしても、現実の議事運営は生き物であり、弁護士が想定した以上の規模の異論が出たとなると、事前に策定した方法論の実践に齟齬を来すものである。当の弁護士も総会の事態に触れ,複雑な心境であったよし,と漏れ聞こえていることも事実である。

 4.総会には約 600名が出席、その 2/3が賛同して呉れたので心配はしていない

  ⇒何を根拠に 2/3の賛同を得たとするのか不明であるが、総会後に結成した同窓会の再生を期する会のメンパーが二百名強との情報を悪用しての判断であると思われ現実に議場で 2/3の賛同が確認される状況にあったならば、会長の選出はおろか、冒頭の議長の選出においても議場に過半数の同意を諮るとの手続きを無視することはなかった筈である。このことは、言っていることとは裏腹に,体制側が過半数の支持が得られないとの現実を知ったが故に、あえて執行部一任の採択を強行したに過ぎないことを証明している。

 5.一部会員が真っ白な何も知らない若い人達に対し、一方的な考え方を押しつけ煽動総会の紛糾した姿を目の当たりにさせた。

  ⇒全く現実を無視した話である。むしろ体制側がその非道な議事運営を図ったことを目の当たりにし、体制側が若い人達の憤りをかったというのが正しい現状認識である。

  ⇒一方的な考え方を押しつけてとの批判も事実と反する。考える会では明確な現体制批判と改革のための基本理念を提示して会員の賛同を得ようとしてきた。にもかかわらず、体制側が、理念を競うべき命題を皮相な人事抗争、しかも全国的な問題を単なる東京都の問題に矮小化するかの如き対応を図ったというべきではないか。                 
        「同窓会の再生を期する会」(文責ー岸 孝一郎)                

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