『サブタレイニアン・バッカーノ!』という書物を著わした、一人の魔女がいる。

『マウンテン・オブ・バッカーノ!』という見出しを掲げた、一人の記者がいる。

アンバランスで力強い表題は、複雑かつ豪快な、二つの事件に相応しい。

数多の人々を巻き込み、幻想の世を賑わせた、一連の『馬鹿騒ぎ』。

それは咲き乱れる美しい花々と共に、澄みわたる空へと収束してゆく。



事の発端がどこにあったのか、それは誰も知らないことで、断定するのも難しい。

地底の鬼が鴉天狗と手を結び、吸血鬼の館を訪れた時か。

主人におつかいを頼まれた黒猫が、友人の姿を見失った時か。

人に驚いてもらえない傘の妖怪が、ヒマワリ畑に迷い込んだ時か。

あるいは、誰かが救いを願った時にはもう、始まっていたのかもしれない。

ともあれ、その年の初夏――



空飛ぶ船が、最後の『馬鹿騒ぎ』を連れてきた。


























F&F
part1

part1

第一章 ファースト・ファクター
第二章 フォームレス・フィーンド


【あらすじ】
 一本角の鬼は三ヶ月前の『旧都崩壊事件』の真犯人を知り、吸血鬼の館に殴り込む。
 黒猫は主人に頼まれたおつかいの最中、友人の姿を見失ってしまう。
 白黒の魔法使いは湖上で氷の妖精と遭遇し、スペルカードバトルを繰り広げていた。
 冴えない唐傘お化けはヒマワリ畑に迷い込み、そこで見つけた人物を驚かせてやろうと試みるが……?
 かくして、遥かな空をめぐる壮大な物語が始まる。



A5判/126P/\500
2011/12/30 コミックマーケット81 二日目
[東チ-08a]《ビキビキ天使の他力本願》にて頒布
part2

part2

第三章 フル・フロンタル
 


【あらすじ】
 空飛ぶ船が、紅魔館に激突した。
 烈風と共に現れたのは、正体不明の妖怪――封獣ぬえ。
 彼女は『妖怪寺』の異名を持つ命蓮寺の妖怪たちを率いて、驚愕する者たちの前に立ちはだかった。
 偉大な尼僧の下、平和に暮らしていたはずの妖怪たち。
 信じがたい暴挙に戸惑いながらも、白黒の魔法使いは武器を手に取り――湖畔に勃発した騒動は、やがて決着の時を迎える。
 遥かな空をめぐる物語、第二弾。



A5判/98P/\500
2012/5/27 第九回 博麗神社例大祭
[か-41a]《ビキビキ天使の他力本願》にて頒布予定
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遥かな空へ。
























ビキビキ天使の他力本願