車輪の国、向日葵の少女
あかべぇそふとつぅ

ランク ジャンル 俺分類 シナリオ 原画 プレイ時間
ヒューマンドラマADV シナリオ+泣き+萌え るーすぼーい 有葉 長い

シナリオ

「最終章でのタネ明かし」まずはこれが一番の魅力です。1〜4章までの認識が5章で思いっきりひっくり返されます。CROSS†CHANNELやEVER17のような感じと言ったら、わかる人にはわかるんじゃないかな。これらが好きならまずプレイして後悔する事はないと思います。

舞台は現代日本とは似て非なる世界で、主人公は「特別高等人」になるべく、ヒロインたちに接し、問題を解決していくという流れ。そして我々が住む日本は、作中では「小説の中の国」として扱われています。この辺は公式HPなんかを見てもらうと大体わかるんですが、我々から見ると荒唐無稽な世界に見えます、法律とかね。しかし突拍子も無いような設定がポン、ポンと散りばめられているのではなく、ちゃんと理論立てて作中の世界が作られているので違和感なく……いや違和感はあるけどそのギャップを楽しめました。

ヒロインたちの弱い部分、醜い部分もしっかり書かれてるのもポイント高いです。プレイしててそういうシーンになるとそのヒロインが、言葉は悪いですが「ウザい」と感じてしまうんですよ。でもだからこそ、弱さを克服して逆に強さを見せ付けてくれるから、その姿が凄くまぶしい。そういう「ヒロインの成長した強さ」がこのゲームでの「泣き要素」なのですよ。弱さが後の強さを引き立てる、と。

日常シーンもかなり長いですが、随所に笑いの要素が組み込まれていたので退屈せず、サクサクと進められました。「それは舞い散る桜のように」や「秋桜の空に」みたいなはっちゃけ系の主人公だと、やっぱり常におもしろい!って思えますね。磯野も笑いの要です。まあ笑えるかどうかってのは特に個人差が出ますが、少なくとも私オロチは終始ニコニコ(ニヤニヤ)しながらプレイできましたw

キャラ・萌え

主人公が完璧超人って感じなので、敵をバッサバッサとなぎ倒していったり、人を出し抜いたり、窮地を切り抜けたりする様はスリリングで燃えでした。ヒロインは3人+1人。基本的に、それぞれのヒロインが「義務」という名の問題を背負ってて、前述の通りそれを克服していく過程が痛々しくも美しい。
さちは元気系。あけっぴろげでハイテンションな愛情表現が胸に響きます。
灯花はツンデレ。デレ期の甘えっぷりが舌っ足らずな喋り方と相まってヤバイ。
夏咲は……夏咲は…?立ち絵の顔が崩れてるようで、それが気になってあんまり……しかしまあ見せ場での一枚絵は涙無しには見れないくらい輝いてます。

…まあ、一番の萌えキャラはまな、これは譲れませんw 人懐っこく天真爛漫・純真無垢・素直……ロリキャラのお手本みたいな可愛さです、ロリ好きで『褐色』という単語にも萌えを感じるお方なら、まなのためだけにでもプレイする価値があるんじゃないかと思うほど……まなにもでっかい見せ場があって、そこがまた泣けるんよ…

音楽・エロなど

エロに関しては、一人につき1〜2回とそれほど多くはありませんが、フェラに対する熱い思いがひしひしと伝わってきたことは確かですw どのキャラもかならず1度はお口でしてくれますし、チュパ音もしっっっかりとついてて、しかも時間も長い。それから、「中に出す/外に出す」みたいな無駄な選択肢は一切無く、「ぶっかけに決まってんだろぉ!」とばかりに全て外出しという姿勢が、あくまで個人的好みですが、凄く好印象でした。逆に「全部中出し」だったら大いに不満をぶちまけていたと思われますw

音楽は特に印象に残った、ということは残念ながらなかったんですが、全部クリアし終わってBGMギャラリーを見てみると、なんと62曲(!)もありました。相当気合入ってます。サントラなんかでじっくりと聴いてみるとだいぶ気に入るような気がします。
SEや画面効果などの演出も特に過不足は感じず、安定してよかったと思います。

まとめ

Sランクの一番の理由はやはり「アッと驚くシナリオ」です。が、それ以外にも泣きだったり萌えだったり笑いだったり、エロゲで楽しめることの大半が詰め込まれているように思えました。唯一の欠点は、一人のヒロインの話が終わったら、そのまま次の章に進んで次のヒロインの話……という風に物語が進んでいくので、実質個別ルートというものがほとんど無く、2周目以降は既読スキップを繰り返す作業になることですね。しかしまあ1章ずつが死ぬほど長いんでボリューム不足ってことはまず無いですし、いちいち目くじら立てるほどの欠点ではないですね。
とにかく、「エロゲはシナリオのためにやっている!」という人には自信を持っておすすめできます。是非一度お試しあれ!

ネタバレ(反転)

さちがまなの頭を撫でるシーン、さち編エピローグでのまなとの再開、それから夏咲の「大好きなんです!」のシーンはホント泣けました。
一つ目は↑で散々言ってる「成長したあとの強さ」ってやつで、二つ目はもう単純に再開が嬉しくて。あの「最初はプレーヤーだけがまなだと気づいてる」って演出は王道であり卑怯とも言うべき破壊力かとw
そして三つ目は、これはもう声優さんの演技が素晴らしすぎる。ゲーム開始から夏咲はずっと覇気の無い落ち込んだ口調だったし、このセリフの直前も、静かで、想いを身の内に溜め込んだような喋り方でした。そんな中でこの「大好きなんです!」というセリフは全ての想いを爆発させるかのように、底抜けに明るい調子で発声されました。CGもすっっっごく清々しい笑顔で……これは真剣に感動しました。エロゲならではの表現だと思います、ホント素晴らしかった。

冒頭で言ってる「最終章でのタネ明かし」ってのは、もちろんお姉ちゃんの存在が明かされるところです。なるほどなぁ、と。「あんた」ってのはてっきり我々プレーヤーに向けて言ってるのかと思いきや……こういうだまし絵のようなトリック(?)が大好きでして、とっつぁんの7年に渡る壮絶な釣りもお見事でしたし、それに対する獄中での賢一の意趣返しはもう熱くて熱くて燃えまくりでした。EVER17なんかもこういうビックリ要素があるので、興味のある方はそちらも是非。

P.S.まなのHシーンが無い(当たり前)分の不満は、お姉ちゃんのいくつになっても変わらないぺったんこなボディの魅力でチャラということにしておきますwwww


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