最果てのイマ
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ランク ジャンル 俺分類 シナリオ 原画 プレイ時間
A− ジュヴナイルADV シナリオ重視 田中ロミオ あらきまき 超長い

シナリオ

テキストは流石は田中ロミオ氏というべきか、退屈することはありませんでした。一言で表現できることを2行3行と使って言い表されていたり、小粋な笑いが仕込まれていたり…。シナリオ全体を見ても、最初は伏線だらけで謎だらけ、しかし物語の終結に近づくに連れて一つ一つ謎が明かされていくという、実に俺好みな構成で非常に満足です。

具体的なことを書くと何を書いてもネタバレになってしまいそうで怖いんですが、笛子編なんかはテキストに加えてCGの視覚的な表現も相まって、背筋の凍るような怖さがあって良かったです。葉子編(2周目)は、難解なシナリオが続くなか、結構理解しやすい話で“燃え”があって、これも良かった。

特筆すべきはやっぱり戦争編ですね。よくぞこんな細かいところまで考えたなと感心するくらい緻密な設定の数々!一応現実の世界をベースとした世界なんですが、○○が開発されることで××が起こり、更にそれによって△△が発生して……というようにゲームの中で世界が、歴史が作られてるんですよね。いやーホント凄い、これに圧倒される為だけでもやる価値はあるかと思いますw

ただし、ものの10分もやればわかると思うんですがこのシナリオ、とにかく難解です。「誰それ?」というような理系の偉大な学者の名前がポンポン出てくるかと思えば、インターネット・ネットワークの技術的な話が数十行に渡って説明されたり。そういった知識の有無による難解さに加えて、序盤はとにかく物語の核心・設定が隠されているので、普通に読み進めてても物語が自分の中で消化できないと思います。コンプしたのにまだわかんねーしw 更に倒置(「AだからBである」ではなく「Bである。Aだからだ。」のような)が多用されてより頭が混乱します。一度読んだ文章をバックログで何度読み直したか知れませんw

まあ俺は言ってみれば田中ロミオ信者なので、「最後まで進めればきっとおもしろいはず!」と確信じみたものを持ってやってたから乗り切れたものの、そうでない場合序盤の謎の多さ・難解さに耐え切れず投げ出してしまうかもしれません。ただ、前述の通りその苦行の先には謎が明かされる楽しみ、「なるほど!あの時のアレはこういうことだったのか!」という発見の快感がありますので、一度やり始めたならコンプまで是非ともやってみてほしいですね。

キャラ・エロ

元気で幼いあずさ、クールな沙也加…というように一人一人個性がしっかり出てて、主人公とのやりとりでなく別のヒロインや男性キャラとの関係もちゃんと描写されてるので、「その世界に生きた一人の人間」としてリアルに感じられます。男性キャラもやけにカッコよく描かれてますね、女性のプレイヤーに人気が出てもいいくらいに。

エロは音声無しなので弱い…のかな。CGは綺麗なので悪くはないんですが、まあそういった目的で買うゲームではありませんね。声がないのにHシーンの効果音があったのが、俺としては邪魔に感じられました。

あと、フランシスθの萌えに、萌えの新たな可能性を見たw

CG

「綺麗」という言葉が本当に良く似合うCGだったと思います。人物も背景も。いわゆる「萌え絵」とはちょっと違うと思うんですが、独特な顔(特に目)が凄く美しいと感じました。
美しいだけでなく、怖いシーンでは鳥肌立つくらい怖い絵、気持ち悪いシーンではキモイ絵というように、しっかりシナリオにマッチしてました。特にグロいシーン、血みどろのCGとかかなり素敵だと思いますw

音声・音楽

今時のゲームには珍しく、音声無しです(※現在はフルボイス版が出ています)。まあかなり長いシナリオなのでむしろなくて正解のような気もしますが。その分音楽が重要になってくるわけですが、数曲のクラシックを含め、落ち着いた感じのピアノ曲が多く、文章を読む妨げにもならず良い雰囲気が出てたと思います。もともと俺がピアノ曲好きなので、ただ単に好みの問題かもしれませんがw

まとめ

色々書きましたが、やっぱりシナリオがダントツです。「エロゲに求めるものは…シナリオ!」という方はやって損はないと思います。ただし難解さに耐えられることが条件ですがw
普通にAランクあげたかったんですが、やっぱり序盤のわけのわからなさがネックということでA−ということにしておきました。本当は2回目、3回目と繰り返しプレイして自分で理解するのが一番いいんだと思いますが、そのガッツは俺にはありません…複数回プレイが苦にならない人なら、俺なんかより更に楽しめるのかもしれませんね。C†Cみたいにまとめサイトが出来て、完全に内容を理解することが出来たらAランクに昇格するかもしれませんw


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