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ニクス式フェントン酸化処理法

1.フェントン酸化処理法とは?

鉄が過酸化水素によって酸化された時に発生する活性酸素を利用して有機物等を酸化分解する仕組みです。
自然界では、太陽光の紫外線(UV)が川、海等の水中に照射されると、過酸化水素が発生します。
次に水中に溶存している鉄や銅等と過酸化水素が反応して、活性酸素を発生させます。
この活性酸素が有機物等を酸化分解させ水を浄化します。これも自然の浄化作用の一つです。
人体の場合では、紫外線によって肌が黒く変色します。日焼けもフェントン反応によるものです。
人体に紫外線が照射されると、体内で過酸化水素が発生します。
そして体内の鉄等のミネラルと反応し,活性酸素を発生させメラニン色素を酸化させるので肌が黒く変色します。
フェントン反応は、常に身近な所で起こっている現象です。
この自然の浄化作用を廃水処理に応用したのがフェントン酸化処理法です。

2.フェントン酸化処理の効果は?

酸化又は酸化分解が可能な有機物や金属系イオンの処理が出来ます。
特に脱色効率が良く、従来法の活性汚泥法では天然色素等の難分解性有機物は分解が難しく色度が落ちません。
尿の黄色い色素もその一つです。主成分は胆汁色素(ステルコビリン)であり、かなり複雑な科学式です。
いわゆるカテキンやポリフェノール等をさします。
化学合成色素ではアゾ系色素があり、窒素が主体となっています。食品添加物の合成着色料の赤2号、黄色5号等
です。これらの色素も身近な存在ですが難分解性有機物である為、排水の色度処理が難しく排水にそのまま色が
残っている事があります。しかし、フェントン酸化処理法では難分解性有機物を分解又は劣化させて凝集処理が
出来ますので、色素の処理が行なえます。
近年、深刻な問題になりつつあるアルコール系有機炭素(界面活性剤)の目安であるTOC値の対策にも有効です。
又、リンの除去や大腸菌類の殺菌にも大きな効果があります。

3.従来のフェントン処理法との比較

フェントン酸化処理法を廃水処理に応用した実施例が殆んど無いのが現状です。
能力は他の処理方法よりも効果が優れており、設備も簡略化できる素晴らしい処理方法です。
では、何故フェントン処理が普及しないのか?その答えは単純明快です。
余りにもランニングコスト(薬品代金)が掛かる為、大量の廃水処理には不向きな技術だったからです。
従来のフェントン酸化処理法では、過酸化水素を過剰に使用する為に処理水残存過酸化物イオン濃度が非常に
高く、中和処理費用が非常に掛かります。
ニクス式フェントン酸化処理法は、低ランニングコストで対応可能であり、低COD値で大量に発生する廃水処理に
希望を提供致します。

4.ニクス式フェントン酸化処理法の特徴

1)過酸化水素と鉄塩の使用比率を廃水の特徴により決定し、効率良く処理が行なえます。
2)残存過酸化物イオン濃度は、使用過酸化水素の0〜3%以下(調整可能)
3)鉄スラッジ発生量は、SS処理水でCOD値が100だと処理量の約0.05%(乾燥状態)

5.使用薬品は、工業汎用品

1)硫酸           (再生品でも可能)
2)水酸化ナトリウム   (再生品でも可能)
3)過酸化水素水     (35%が主)
4)硫酸鉄(U)7水和物 (硫酸第一鉄)
5)無機高分子凝集剤  (PAC又は硫酸バンド)