The Return of The King !(バックパックの歴史)--The LuxuryLite Pack Design
History--
by Bruce
Warren
ラグジュアリーでライトウェイトなキャンプ – アドベンチャーに参加する様な人や本格的な登山家達は、道具を選ばず何でもできてしまう。例えば、岩の
上に直接寝袋で寝たりとかだ。でも私達の殆どは冒険的なアウティングの最中でも快適さやちょっぴりの贅沢さを望むものだ。今のラグジュアリーライトパックは、第4世代になり、トレッキングをラグジュアリー(ワンランク上の快適さ、贅沢さ)なものにするのに役立ついくつもの改良を重ねてきた。
. 第1に、非常に軽量になった事。複雑な調整や、様々なストラップを調節する煩わしさを取り除いた、超軽量なアウターフレームザックを追求してきた。そのバッグはユニークなものだ。複数の水平シリンダーパックが積み重なったデザインで、それぞれがベルクロ(マジックテープ)で開閉をする。何でもかんでも呑み込んでしまう、ブラックホールみたいなタイプのザックは誰も好きでは無いのだ。道具を全部一つの気室に放り込み、後で決して必要なものを見つける事ができないと言う始末になる。ラグジュアリーライトパックは、寛骨や肩に重さがかかるのでは無く、腰椎下部の極く小さいエリアに、そのパックの重さの80%がかかる構造になっている。それ故快適なのだ。ウェストベルトは、フレーム底部の、カーブしたチューブを、腰椎下部のカーブした部分で支えさせる役目がある。その部分にパック自重の80%が伝わる。
歴史…リュックサック –最初期のバックパックとは、つまりリュックサックの事で、だらりとした緩いパックにショルダーベルトがついた物だ。アウターフレーム式ザックはディック・ケルティ
(Dick
Kelty)によって発明され、ハイカー達はより重い荷重をより快適に背負える様になった。アウターフレームザックは、60年代から80年代にかけて正にザックの王として君臨した。しかし、インナーフレームのザックが登場するや否や、瞬く間にアウターフレームの発達はストップしてしまった。Goliteの『Gust』の様なフレームレス・パックが登場するにおよんで、今や、テクノロジーの円環は終点まで行き着いたと言って良いだろう。『Gust』はショルダーストラップの付いた、一つの大きな袋の様な構造になっている。この様なスタイルのフレームレス・ライトウェイトザックは、今日のウルトラライトスタイルの4.5kg〜6.8kg
の荷重だったらどんな背負い方でも可能だろう。実際、浮浪者は一本の棒の先に使い古しのシャツで包んだ荷物をぶら下げて肩に背負っている。しかし私達の殆どは、ある程度の期間ライトウェイトハイキングをする場合、11kg〜13.6kgほどは背負う事になるだろう。...
何故なら、私達は美味しい物を食べ、よく眠りたいし、救急用品や安全の為のギアを家族の為にも持ち歩きたいからだ。そして13kg以上を快適に持ち運ぶ為には、ザックになんらかのフレームが必要だ。インターナルであれアウターフレームであれ。
インナーフレームザック Internal Frame—インナーフレームザックの発達に伴って、大部分の人は、自分のアウターフレーム式ザックを捨て、ショルダーベルトとウェストベルトのついた堅くて大きい袋状のバッグ(つまりインナーフレームザックの事)にストラップの束で縛り付けられる事を選んだのだっ
た。初期のインナーフレーム式ザックはアルパインクライマーのニーズに応えるくらい十分軽量だった。しかし、『発達』はそのままでは止まる事はなかった。より大きな市場で売るのを目的にデザインされた為に、本質的に不快な物になっていったのだ。メーカー達はザックを堅く作る為に、何層ものナイロンをレイヤードし、厚いパッドを縫い込む様になった。ザック内部のギアがきちんと身体に荷重されないので、更に厚いパッドやプレート等がウェストベルトやショルダーベルトに取り付けられる様になった。インナーフレームザックの典型的な物では、ショルダーベルトやウェストベルトの接続部分が重い荷重に耐えうる様に、非常にぶ厚くて何層ものレイヤードされたナイロンが使われるようになってしまったのだ。今日のポピュラーなインナーフレームザックは空の状態で3.2kg以上もあるのだ!そして、メーカー達が謳っているザック容量の表示方法は、実際のパック内部に詰め込める容量よりずっと大きい値になっている。例を挙げよう。マウンテンスミスの『スペクター』は、寸法が、32"
x 15" x 8" (インチ)で、5600 cubic inches(89.6リットル)とカタログに記載されているが、実際にザック寸法のインチをかけ算しても、3840
cubic inches(61.4リットル)にしかならないのだ。(訳者注:それぞれの気室やポケットを風船の様にふくらませて総和させるのだろうか?いずれにしてもこんな容量の荷物を詰め込む事は不可能だろう)。この表示法のトリックをラグジュアリーライトパックに用いるとしたら、寸法30x20x10
インチなのに、容量表示が6,000 cu in(96リットル)にもなるのだ(現実とかけ離れている)。
アウターフレーム式ザックExternal Frame – 布製ザックの形と、荷重をコントロールする最も優れたな方法は、軽量なアウターフレーム方式である。現代ザックに見られる、ファブリックを何層に
も重ねてプラスティックのプレートと一緒に縫い上げて硬いパックを作ったり、1ダースものストラップとバックルでザック自体を締め上げると言った方法ではうまくいかない。ラグジュアリーライトパックのカーボンコンポジットチューブによるアウターフレームの重量は僅か227gしかない。しかも、それぞれのシリンダーバッグは超軽量のエックスプライ(X-Ply)・コンポジットファブリックの単層構造であって、何層もの分厚い頑丈なナイロンは必要では無い。なぜなら、シリンダーバッグはアウターフレーム底部の輪状フレームの上に水平に乗っているからなのだ。そして、こうしたシンプルな構造なので、インナーフレームザックの様に、吊るされたり捻られる様なストレスが生地にかからない。このアウターフレーム底部によって、パックを地面に置いたときも自立し、尚最下段のシリンダーバッグは地面から離れて浮いている訳だ。その為に、パック底部に用いるファブリックも他の部位と同じ素材を使う事が可能なのである。反対に殆どのインナーフレームザックでは、ザック底部に重い1000デニールのナイロン生地が使われている。
3つのシリンダーバッグ—ラグジュアリーライトパックは、互いに完全に独立した3つのシリンダー(円筒形)バッグからなっている。もし、最上段のシリンダーの中で水筒の水やアルコール燃料がこぼれたとしても、他のシリンダーに収納してある道具は全く濡れることは無い。又、あるシリンダーの中の汚れたギアが、他のシリンダーの中のキレイなギアを汚してしまう事も無い訳だ。ちょっとした寄り道ハイキングの為に、一番上のシリンダーを外して、自分のベルトにつければウェストバッグのできあがりだ。手持ちの柔らかい物(衣服など)をシリンダーの中に詰めて、枕として使う事もできる。一番下のシリンダーは長さが51cm
もあるので、サーマレストのスリーピングパッドとテントを収納しておける。その一つ上のシリンダーにはベアキャニスターを収納でき、全ての必要な食物や料理道具を詰め込んでおける。3番目のシリンダーは、スリーピングバッグを詰めておくのに最適だ。その際、シリンダーパックは防水なのでスタッフサックは必要無い(スタッフサックだけで220gもの重量軽減になる)。一番上のシリンダーには最新のダウンのスリーピングバッグを仕舞っておける。
雨の日のハイキング -- ラグジュアリーライトパックは、ラミネートされたX-Plyのファブリックを使用しており、これは完全防水で雨が降っても濡れたり、雨が染みて重くなってしまう事が無い。車のボディ上を流れる水滴の様に、シリンダーの表面を水が流れて行ってしまうのだ。樽状の形状をした縫い方は(The
barrel-end style of seam)、針穴がパックの内側には開いてないので、防水性が優れている。ラグジュアリーライトパックは雨や雪を弾いてしまう。湖や川を渡渉する時も、パック自体は水に浮くのである。雨の中で、自分のザックも自分自身も濡らさないで済む方法として、ポンチョを使用する方法がある。ラグジュアリーライトパックは、このポンチョでザックごと覆うの方法にも適している様にもデザインされている。自分の首の後ろとザックの間に水溜まりができたり、その水を手で掻き出したりしないで済む様に、ラグジュアリーライトパックの天辺は充分低くなっている。雨が止んで来たら、ポンチョを脱いで、フレームザックの、二つの垂直ポールの先にひっかけておくと良い。そうすれば再び雨が降り出したら、さっとまた着られるだろう。ハイキングを続けながら、歩きながらでも、この一連の作業はできる。間歇的な雨が降り出す度にレインウェアを取り出す為に立ち止まる必要が無いのだ。.
古いテクノロジー: 31カ所もの調節!-- 確かに、最初にインナーフレームザックに変えた時は、殆どの人は満足していた。そういう人達は、大概貧弱な作りの、重い、使い古されたアウターフレームザックからの乗り換え組だ。そして、今日でさえ、殆どのアウターフレームザックはデザインが貧弱で、嫌になるくらいの数のストラップやピンを調節しなければならない。典型的なアウターフレームザックの調節箇所を数えてみよう。ロードリフターが2カ所、ウェストベルトのスタビライザーストラップが2カ所。チェストストラップの調節箇所が1つ。ウェストベルトとフレームを結ぶストラップの調節が2カ所。背面長を調節する箇所が2つ。ショルダーベルトの幅を調節する為の穴が4つ。ショルダーストラップの高さを調節する為のピンが2カ所。ショルダーストラップの下部のポジションを調節する為のピンも二つ。ショルダーストラップの長さ自体を調節するストラップが二つ。バッグをフレームにぶら下げる場所のピンが8つ。ウェストベルトをフレームに固定する為のピンが2つ。ウェストベルトを締め上げるストラップが1つ。ウェストベルトを留めるバックルが1つ。・・・・等々、合計31カ所もの調節箇所があるのだ!!
そのザックがジャストフィットする事は決して無いだろう。ピンは弛んで、外れて失くしてしまうだろうし、バックルは壊れるだろうし、たくさんのストラップは木の枝にひっかけてしまうだろう。結局、そのザックがフィットする事は無い。何故なら、調節の組み合わせは無限にあり、細部に至るまで調節しようとするのをあきらめて、あなたはバックパッキングに出掛けてしまうだろうから。
ニューテクノロジー、3カ所だけの調節—ラグジュアリーライトパックは僅か3つしか調節箇所が無い。ウェストベルトはただ一つの調節ベルトしかなく、後はショルダーストラップの長さを調節するストラップが左右一つずつだけだ。ショルダーストラップは、トップクロスバーをスライドして殆ど勝手に肩幅に合う様に移動するし、フレームの高さは18cmスライドして勝手に伸縮するのでピンやスクリューの類は一切必要無い。男性だろうと女性だろうと、たったこれだけで全てがフィットしてしまう。背面長を調節するストラップはもはや必要無い(伸縮するフレームがその役割を果たす)。チェストストラップも必要が無い(ショルダーストラップは荷重が殆どかからず、ロードリフターとしての役割しか果たさないので)。ラグジュアリーライトパックの荷重の殆どは、両側の腸骨ではなく、腰椎下部にかかるので、歩く時の左右臀部の上下動をロックしてしまわない。女性の歩行時には臀部の上下動が大きいので、この特質は女性にとって殊のほか快適なのだ。
更なる継続的な改善—ラグジュアリーライトパックは新しいデザインだが、既に3000マイル(4827km)もの長さに渡るトレイルテストが行われてきた(その内2000マイルはPCTだ)。我々は、このラグジュアリーライトパックがあなたのニーズを満たすだろう事を保証します。そして、返品に対しては、100%返金します。この事は、我々がラグジュアリーライトパックの改善を今後も継続的に怠らないと言う事の証明でもあります。非常に軽量なデザインのパックと言うものは、必然的に弱い箇所を含んでいるものだ。デザインは最小限の重量と強度から出発し、壊れた時に、その部分を必要な分だけ補強すると言うアプローチを取るからだ。4000マイルのハイキングに耐える、3.2kgのパックを持ち運ぶよりも、2000マイルのハイキングに耐えるのに必要な900g
のパックを持ち運ぶ方がはるかにスマートだと、我々は考えている。それ故、ラグジュアリーライトパックのデザインの持つ使命は、生涯使い続ける事ができると言う様な物では無い。ダウンのスリーピングバッグや車が、古くなってすり切れて行く様に、ラグジュアリーライトパックも最終的には壊れ、修理や置き換えを必要とするのだ。
ジッパー – ラグジュアリーライトパックはジッパーを使用しない。ジッパーは壊れたり、つまったり、漏れたり、布を噛んでしまったりする。ジッパーに対する唯一のリーゾ
ナブルな代替品はベルクロ(マジックテープ)だ。しかし、パックの開閉にベルクロを使う事は冒険だ。ラグジュアリーライトパックはシリンダー(円筒)形状なので、ベルクロの開閉部が実用に耐えうるものになった。シリンダーのベルクロ開閉部の重なり部分は、雨を防ぐ為の屋根の様な働きをする。 シリンダーパッグは、ベルクロだけでなく、センター寄りに、二つのバックルを持っている。シリンダーに寝袋や他の道具を詰め込みすぎて、ぱんぱんになった時に、ベルクロと併用してバックルを使う様に設計してある。バックルは、ハイキングしている間にベルクロがうっかり開いてしまうのを防止するのにも使える。ベルクロ部分は、少し硬くなるようにスティッフナーを裏打ちして作ってあるので、シリンダーが満タンになっていないときにも使いやすい。ラグジュアリーライトパックのベルクロクロージャーは、旅の間、決して壊れないし、あなたを裏切ることは無いだろう。
容積 – ラグジュアリーライトパックの容量はフレキシブルだ。標準添付のシリンダーを全部使うと4000 cubic inches(64リットル)。3つのシリンダーはそれぞれ、1000(16リットル)、 1400(22.4リットル)、1600
cubic inches(25.6リットル)。そのサイズは、23cmx40.6cm, 23cmx51cm, and 25.4cmx51cm (直径 x 幅)。
フィールドテストでは、この組み合わせが一番、色々なスタイルに適合し、様々なギアに対しても幅広い適応を示す事が証明された。シリンダーはフレームにベルクロのループで取り付けるようになっており、自分の目的に合わせて、色々な種類のシリンダーを組み合わせる事ができる。(訳者注:モジュラー式パックシステムとも言われている).
ハイカーズ・ラウンジチェア—オプションのシートパッドを取り付けると、ラグジュアリーライトパックは、3秒以内に、贅沢なハイバックチェアに変身する。シートパッドは僅か57gで、ボトムフレー
ムに取り付けられ、必要に応じてシートパッドとして使ったり、背当てクッションとしても使える。座って背中に体重を預けて行くと、自重がパッドを押さえつけ、フレームの構造上、好きなだけリクライニングするラウンジチェア(リビングルームにある様な)として使用できる。トレイルで休憩する度に、背中をフルバックサポートしてくれるラウンジチェアに快適に座れると言う訳だ。.