薬剤師になるには!!
このページは、将来薬剤師になるにはどうしたらよいのか、簡単ですが説明します。人生の決断の際のお役に、少しでも立てればとお思います。薬剤師になりたいというお子様をお持ちの親御さんも是非お読み下さい。
薬系大学を受験する
今の所、薬剤師になるには薬系大学に入るしかありません。
私立は高いです。授業料も年間100万以上だと思います。但し偏差値の高い東京理科大、東京薬科大、及び国立はこの限りではありません。
お受験
一応理系です。英語、数学、化学といった所が科目です。筆者の場合、総合成績Bでしたが、一般推薦というので受験しました。
どこを受験するか
まあ本命、すべり止め等何校か受験するかもしれません。学力が高ければ、国立や、偏差値の高い大学を受けたほうがイイのでしょう。但し国公立大学は、研究者としての道を進む人も多く、薬剤師国家試験合格率は、私立に比べると良くなかったような気がします(最近については未確認)。
私のような、いわゆる「並」レベルの人は、○○大学付属病院があるところがイイと思います。就職の際、何人かの推薦枠があると思います。
どこを受験するか2
学生にとっては、なるべくなら楽しい所がイイですよね。地方よりは都心、単科系よりは総合大学系がイイと思います。特に薬学部の場合、圧倒的に女性が多く、男性にとってある意味ウレシイと思いがちですが、やっぱり男性にとっては、それなりに男が居ないと寂しいもんです。また部活に入れば、いろんな学部の人との出会いが待ってます。一期一会です。筆者は北里ですが、薬学部の他、医学部、看護部、衛生学部、水産学部、獣医畜産学部などあり、多くの人々との出会いがありました。
大学生活
1年の頃は、まだまだ実習も少なく、一般教養などもあります。部活に学園祭、楽しい日々が続きます。
お父さんお母さんありがとう。
大学生活2
2年生になると、実習の毎日が待っています。実習の科目によっては夜遅くまで、ときに日がかわることもあります。ということで普段はあまりバイトができません。夏休みや冬休み、男性の場合は夜間系のバイトをする事になるでしょう。もちろん家庭が裕福な人も多く、おこづかい(仕送り)で足りる人も多かったようです。特に女性は。
大学生活3
入学金、授業料、普段の生活金、親にとっては馬車馬のように働く4年間でしょう。でも無理を言うついでに、是非1人暮らしを勧めます。何人かで1部屋借りてもいいでしょう。
薬剤師国家試験
大学を卒業したらハイ薬剤師!というわけにはいきません。国家試験があります。普通に勉強すれば受かります。国試に落ちた人の傾向をあえて云えば、何かこう、一人でコツコツ悩んで勉強してた感じの人が多かったような気がします。「えっあの人が?」なんて事があったりします。友人、研究室などと細かい情報交換を行ないましょう。
就職先はどうするか
医薬分業の推進により、病院薬剤師の求人は年々少なくなくなってきているようです。その割に給料はパッとしません。企業に比べると基本給は余り変わりませんが、ボーナスが違います。まあどこもいい所悪い所あると思います。結局は自分が向いているかそうでないかの話です。ここ数年、4年生時に4週間病院実習というものがあります。まあ4週間ですと、病院のいい所しか学習しないかもしれませんが、やっていけそうか、そうでないか位はおおよそ見当がつくはずです。以下に主な就職先を紹介します。
病院薬剤師
題どおり病院で働く薬剤師です。最近は外来処方箋が院外処方箋へシフトする病院が多く、病院薬剤師の主な業務は、対入院患者さんとなっています。おおよその各業務については、当薬剤科HPをご覧下さい。まあ病院といってもいろんな病院があります。あまり小さい病院だと勉強にならないし、逆に大きすぎても、業務全体が見えてこなかったりと一概にどこが良いとは言えません。しかし選択する際は、普通の急性期一般病院なのか、いわゆる老人病院なのか、精神病院なのか等、その病院の特性を把握しておく必要はあります。
保険調剤薬局
現在慢性的人手不足のようです。地方に行くと、より顕著なようです。今の所給料はイイです。病院薬剤師の平均1.5倍位だと思います。調剤専門、あるいは一般薬販売両方行なうといった所もあります。
ここもやはりピンキリで、しっかりとした教育体制が整っている薬局、入れ替わりが激しく、調剤過誤対策がきちんと行なわれていない所、様々です。でも面接くらいじゃ分からないかも知れません。近くに部活等の先輩がいたら聞いてみるのもいいでしょう。
薬店
マツモトキヨシ、ハックといった所がそうです。企業ですので、お給料はそれなりに。薬剤師手当てが付く分イイかもしれません。但し、ティッシュやおむつ、シャンプー等、医薬品以外を売る事の方が多いでしょうね。薬剤師でなくてもできそうです。一応、これら薬店にも薬剤師を置かなくてはいけないのですが、前は居ない所(時間帯)もあったようです。実際説明を求めるお客も少ないでしょうが。でも本当にピンキリのようです。ある薬店では、残業しても全てカットされる所もあったり。労働基準法に違反しますよね。どうなんでしょう。ここ最近これら薬店も、調剤薬局への展開をSTARTしているようです。
企業
意外に薬剤師の採用は少ないと聞いています。実際当病院情報担当(MRといいます)でも、薬剤師は皆無。学術、開発では院卒を採るようです。企業も、あまり小さい所ですと、吸収合併で肩身の狭い思いをするかもしれませんね。事実、この所合併やら海外メーカーとの提携で、社名が変更になった会社が増えてきています。営業成績が悪いと「薬剤師なのに」と、一般大学出のMRとことごとく比較されるようです。試練です。大手企業になればなるほど、転勤がついてまわります。海外もあるでしょう。
その他
その他、大学院へ進んだリ、研究室に残り研究を続ける人もいます。また医薬品卸の薬品管理業務といった業務もあります。但し、あまり新卒で卸の管理薬剤師になった人は聞いたことがありません。あと刑事ドラマでよくでる鑑識の仕事。これは結局公務員試験を受けなければいけないのかなあ。よく分かりません。鑑識や科捜研などは就職課の人に聞いて下さい。
まとめ
あくまで私の意見ですが、できれば最初は病院薬剤師がイイと思います。ある程度経験すれば、企業だろうが、調剤薬局だろうが余裕です。その反対となるとやはりキツイ。実際何人か、元調剤薬局、元企業といった部下をもった時期がありましたが、正直使い物になりませんでした(たまたまかも知れません)。
きっと卒業して就職してからの2〜3年で、薬剤師としての力量とでも云いますか、何かそこら辺が決まってしまうのかなあ、と感じています。薬剤師に限らず、社会に出たら、はじめが肝腎という事だと思います。
でもどうなるんでしょうか
平成18年度より薬学部は、6年生となるようです。長が! 果たしてその6年後、見合うだけの給与とか、
厳しい経営を強いられてる病院側は提示できるのでしょうか。勤めている薬剤師の給料にも影響は出る
はず。そのころまでに、何か新しい薬剤師業務による保険点数の新設とか出てきますか、どうでしょう。
また+2年で,即戦力としての,臨床薬剤師が育つのでしょうか。調剤は?
さあ、どうします? 何十年先は、ちょっとどうなってるか分かりませんが,意外に薬剤師ってしぶといですよ!