ドイス「K]・アフリカでのマラリア感染と、日本での再発の経緯
今は元気になっていますが、数年前にマラリアの再発で地獄の苦しみを味わった体験を書き留めておきます。マラリアの再発に苦しむ方への何かしらの参考になれば幸いです。
以下、これまでのマラリア汚染区への渡航歴です。
@2004年7月〜2006年7月 アフリカ・モザンビーク共和国 2年間
(青年海外協力隊)
2005年11月ごろ数日間の38度程度の発熱と頭痛、下痢。
頭痛薬や解熱剤で比較的楽になるものの、微熱と下痢・頭痛が続き、日本に帰国、心療内科でうつ気味と診断され、坑うつ剤(ドグマチールなど)を処方されるが、健康感は戻らず。マラリア検査は行わず。
モザンビークへ戻り、発熱、頭痛を抱えながら過ごす。
2006年4月になっても微熱・頭痛が続いていた。
マラリアの症状にも見えないが一応ということで、試しに大使館医務官宅で『マラリア抗体検査』を施行したら、熱帯熱マラリアは陰性、非熱帯熱マラリア(三日熱or/&四日熱マラリアor/&卵形マラリア)の抗体が陽性。
Maiarone(アトバコン250mg+塩酸プログアニル100mg)を4日間使用
その後スエーデンクリニックでアーテメターとビブラマイシンを3日間投与
検便からアメーバが寄生していることもわかり、虫下し治療も行う。
この治療により、ウソのように体が楽になり、数ヶ月続いた微熱、頭痛から開放され、下痢もとまり健康感を取りもどす。
A2007年2月 ブラジル・アマゾン川流域、ナミビア、モザンビークへ旅行
ブラジル旅行の後ナミビアに滞在中、発熱を感じる。予防用にもっていた
クロロキン、その他パラセタモル(解熱剤)を1週間ほど服用した。
旅行中はそれ以降、発熱などの症状はなし。
帰国後、今回の再燃まで体調を崩すこともなかった。
| 悪夢のマラリア再発 |
2007年11月 マラリア再燃
2007年10月中旬より、風邪の症状のような体調不良が続いていた。
11月、出張中の屋久島にて高い発熱。
診療所に行くが、座薬や風邪薬を使いながら仕事を続ける。
11月5日朝、40.4度の発熱と、頭痛、激しい悪寒、全身激しい震え。
T州会病院に入院。検査後、高いCRP値と血小板の著しい減少などが見られる。入院初期には腎臓機能も弱っているといわれ、その他エコー検査で脾臓が腫れていると診断される。
以前のマラリア感染を話し、検査をしてもらう。本土に送っての検査のため、投薬開始まで6日間かかる。その間は栄養剤と抗生物質の点滴を続ける。便秘から来る腸炎の疑いがあるとの事で、浣腸を定期的に受けた。
40度以上の熱が続き、一時期37度程度にさがったりするものの、健康感なし。
入院二日目の夜は、もう耐えられないほどの頭痛と寒気に襲われた。ほんと、死ぬかと思った。
点滴の種類をかえたあと、眠るとものすごい量の汗をかいた。2日間ほどそれが続いた。一晩で4〜5回パジャマを着替えなくてはならず、看護師さんに申しわけなかった。
入院6日目にメフロキンが届き、昼、夜に服用(この一日のみ)。
メフロキン服用の次の日の血液検査で肝臓の数値、GOT、GPTが正常値の
数倍の値にあがる。吐き気、頭痛程度の自覚できる副作用はあった。
退院後、住居地の名古屋の東市民病院を紹介される。
迅速検査キットでは、熱帯熱、その他のマラリア両方で陽性反応。
メフロキンが体内で効いているので、特に投薬は必要なしと言われる。
肝臓の数値がもどり次第、プリマキンでの根治療法に移ると言われる。
入院中に比べ、身体はかなり楽になった時期もあったがその後微熱が続いた時期もあった。
12月中旬、39度の発熱。炎症反応あり(CRP3.3)。迅速キットはマラリア陽性。
肝臓の数値も戻っていないが、プリマキンを始めましょうということで2週間の投薬。(処方された薬は欠かさず飲んだ)。
投薬終了後は高い熱が出ることはなかったが、頭痛が続き、微熱も慢性的に続いていた。2月上旬には肝臓の数値もほぼ正常値にもどる。
2008年2月23日〜24日にかけて38〜9度の発熱、下痢。
座薬を使い熱をさげて病院へ。
マラリアの検査は迅速キッドは陽性、検視ではカウントされず。
炎症反応あり(CRPは2.9)。
セキ・痰はでない。
これまでに様々な検査(肝炎など)をしたが、他に病気があるようにもみえないがマラリアが原因であるという確証はないので、マラリアの薬は奨めないと言われ、整腸剤(ラックビー)とロキソニンを処方される。
以降は微熱、倦怠感、頭痛が続いている。
2月に39度の発熱がでる前に比べ、不健康感が強い。
経過を見て、また高い熱が出ればすぐに病院にきてくださいという結論になる。
これ以降、急激な発熱はなかったが、不健康感と微熱、頭痛に悩まされる生活が続く。
定期的にマラリアの検査を行うが、常に陽性である。抗原抗体反応なので、抗体が残る限りは陽性がでるのだけれど、再発から半年たっても陽性なのだ・・・まぁ、検査キッドは病気を発見するためのもので、完治したかどうかを調べるものではない。。と言われれば納得するしかないのですが。
その後、すこ〜しずつ体調も戻り、1年間くらいかけて体力も8〜9割くらい回復した。
しかし、いつかまた再燃するのではないかという不安はある。。
マラリアそのもの、というよりも、薬や熱が出た際に体力が弱っていたのかもしれない。
そう信じて、元気だして、無理しないように生活をしていると、だんだんと病気の前並みの体力と気力は戻ってきたような気がする。
再発後なかなか完治した感じの人がいらっしゃれば是非、気長に治療にあたって欲しいと思います。あれだけの熱にうなされれば、そりゃ治るのも時間がかかりますよ。
とりあえず、今は元気に過ごしています。2009年冬
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