|
ワキのニオイに敏感な日本人と言われるくらい私達はデリケートなお国柄と言えるかもしれませんが、実際ニオイのきつい方やワキに多量の汗をかく方、ワキが汚れてしまう方は、悩んでいても解決しない個人的な大きな問題です。人から指摘されたり、友達や家族から言われる方もいるくらいですから、自分以外の人でも分かるくらい症状のある人には大問題です。デオドラントなどの消臭剤や制汗剤で一生懸命に改善させようと努力するもなかなかよくならない方は多数いらっしゃいます。ワキの皮膚組織は他の部位よりも密着しやすいせいかニオイや汗を多量にかいてしまい、日常生活でも嫌な思いをしている方もかなりの悩みの種です。 |
|
| (1) ワキの皮膚構造について |
|
ワキの皮膚組織は一般皮膚に存在するエクリン腺の他に、汗の嫌なニオイや汗ジミを出すアポクリン汗腺が存在し、
ワキ毛周囲にエクリン汗腺は散在します。両汗腺の影響でワキガ、多汗症が発症します。 |
| |
| (2) ワキのニオイ・発汗などの発生機序について |
|
体臭は個人の美徳ととらえる方もいると思いますが、人に不快感を与えることは好ましいことではありません。ワキガは嫌な体臭の1つであり、ワキガを発する仕組みはアポクリン汗腺から産生されたニオイ
成分や色素成分と皮脂腺からの分泌が皮膚表面で皮膚表在細菌と混ざり合い、エクリン汗腺からの汗で撒き散らされるのです。アポクリン汗腺は年齢的に生殖機能が発達する頃、生殖機能ホルモン分泌量が成長してくるに従い、ニオイの成分を出し始めますので10歳くらいより不快なニオイを感じてくる子もいます。遺伝で家系にワキガ体質の方がいれば、子供にも体質が引き継がれる事がありますし、食生活の仕方でも今までの状態でワキガ体質の方は症状が増すこともあります。また、耳アカが湿っている方も
70%から80%がワキガ体質の傾向にあります。
汗が多い多汗症には運動温熱性発汗と精神性発汗があり、多汗症の方はほとんどが後者に属している感じで、特に体を動かさなくてじっとしているだけでもワキに汗が滲んでくるような状態が頻繁に起こります。エクリン汗腺がこの役割を果たしています。 |
|
| (3) ワキガ・多汗症の手術方法について |
|
いかにきれいにアポクリン汗腺とエクリン汗腺を取り除き手術跡を残さないかがポイントになります。
手術方法は色々なやり方が美容外科の広告でも見られますが、効果をきちっと出し、きれいに治る方法に加え術者の
経験と手術テクニックも問われてきます。手術前にクリニックを選択する際のお電話での問い合わせに対しての受け応えは重要な事で、クリニックのスタッフも実績のある手術の内容には自信を持って応対できますし、聞く側としても診察を受けようと決心するきっかけにもなります。診察・カウンセリングでは手術方法・内容・術後の経過などについて細かく説明を聞くことができ、モニターの方などが受けた手術の経過をお写真を見ながら分かり易く解説もします。
手術方法がどんなに進歩してきても手術時間は約1時間はかかりますし、丁寧にきれいに1度で済ませることは当然の事ですからあまり手軽、簡単と言えるものではありません。吸引法、超音波吸引法、削除法。そして切開法とこれらの方法は現在のワキガ・多汗症手術方法が進歩、改良されてきているべースになっています。
ワキの手術は目で確認しながら確実に取り除く事が基本にあります。ワキの目立たない場所に術後傷跡にならないように小切開を入れ、目で汗腺を確認して切除します。
術後は約1週間の圧迫固定というワキにガーゼをあてておきますので少々の運動制限があります。術後は2週間まで安静にしていただければ結構ですが、手術直後からでも軽い物を持ったり、デスクワーク、自動車の運転などは自由にできます。
手術が適応となる年齢は症状が出て本人に強い手術希望があれば10代後半からでも行っておりますが、あまり低年齢で手術をしてもいまだ成長過程にある年齢層では再発ということも考えなければなりません。しかし、小学生高学年から中学生にかけてはいじめにあう子供もいますので再発の可能性があっても1度手術で症状を改善してあげることも精神的な発育成長を考えれば無理なことではないと考えられます。当クリニックではご両親と十分に検討して慎重に対処しています。 |
|
| (4) 超音波吸引法について |
|
超音波で汗腺を破壊吸引してしまう方法です。毛根の近くの汗腺を完全に取り除く事が出来ませんので、効果としては手術法に比し70%〜80%の効果と考えられます。レーザー脱毛を吸引法の後に行うと毛根付近の汗腺がさらに減少して尚効果的です。超音波吸引法のメリットは、術後の運動制限のない事、3日目よりシャワーが可能な事、処置時間が短い事です。男性では毛がなくならないこともメリットの一つです。 |
|
| (5) ボトックス注射 |
|
| ボトックスを腋窩に注射する事により、6ヶ月〜8ヶ月間発汗を止める事ができます。所要時間は10分程度で手軽に行えます。ニオイも軽減させる事ができます。 |
| ▲ページトップ |