奈良盆地のため池の鳥の比較

 学園前から登美が丘にかけての奈良市北西部地域の市街地ため池では23種、周辺が主に農耕地である天理市地域では10種を確認した。前者ではハシビロガモが特に多いが、後者ではコガモ、カルガモ、ホシハジロで85%以上を占める。以上のほか奈良市北西部地域ではヨシガモ、オカヨシガモが比較的多いほか、オオバン、ヨシガモ、ミコアイサ、ヒクイナの4種の奈良県レッドリスト掲載種を確認した。なお、両地域でオナガガモはみつからなかった。潜水ガモ類も少ない。

 奈良市北西部地域の池にはヨシなど抽水植物帯のある池が多い。天理市地域ではサギよけのしかけや浄化装置のある池が多い。

 奈良市北西部地域のため池は、市街地の中にありながらため池の鳥にとって重要な生息地である。