No.8
          お悩み相談:はじめての猫だから
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今回はゲストブック経由のご質問にお答えしております。
はじめて猫族と共同生活をはじめるにあたり不安を抱えている方、必見。
初めての体験で
「もぅ何が何だかわからないわ…」
と言うのが、ヒシヒシと伝わってまいりました。
私も最初はそうでした。
そこで、まず最初にネコ族のみなさんと接する時の基本をどうぞ。
 

 一緒に暮らすにあたっては
  細かく気を配ってあげましょう。
   でも、過敏になってはいけません。
    大らかな気持ちで接してあげてください。
     「ピリピリ」「過保護」は後々悪影響です。

 あなたが考えているよりも遥かに彼らは繊細かつ逞しいのです。
 
 

質問その1:ワクチンについて

 
 今現在使われているネコの3種混合ワクチンにおいて、
 接種すると高確率で死んじゃうようなヤバヤバのモノは
 私の知る限りないですよ。
 3種混合ワクチン接種後、それが原因で死んでしまった子の話も
 実際にはまだ聞いた事ないです。
 
 心配されているような「副作用で死んでしまう」ような場合、
 ワクチンに問題があるのではなくて、
 むしろその子に問題がある可能性が…
 と考えた方がよいと思います。
 つまり、「ワクチンとの相性に問題がある」場合ですね。 
 ワクチンの成分に対し強くアレルギー反応が出てしまったり、
 と言う事です。
 でも、こればっかりは接種してみなきゃ判らないし。
 この場合は、次回からは注意して接種すれば
 大きな問題にはならないでしょう。
 というか、接種する獣医が注意するでしょうね。 
  
 「100%安全なワクチン」など、
 広義で言えば、「100%安全な医薬品」の存在など
 私は知りません。
 ただ、この場合はですね、
 「接種時の危険度と未接種状態で感染した場合の危険度」
 この2つを天秤にかけた場合、どちらをより危険と思うか?
 これは、飼主さんが決める事なのです。
 ワクチン接種するしないを決めるのもそうです。 
 
 別のコラムでも書いていますが(→その7 猫風邪の予防策)
 接種してなく抗体のない状態で感染してしまった場合の方が
 ヤバイと思ってます。
 一飼主としては、ね。  

 ちなみに、今年CafeJADEの猫族の方々に接種したワクチンは
 質問された方のと同じものでしたわ!
 

質問その2:FeLVは治るのか?(猫白血病)

 根治はしないです。
 つまり、人為的にウィルスを駆除する事はできません。
 
 「ホントに今その子は『発症』しているのか?」
 という状況になった場合、
 それを知るには少しばかり時間が必要とされるでしょう。
 何故なら御存知の通り、
 特異的な症状というものがないんですよ。
 パッと見てすぐわかるような腫瘍を作るよりも
 抵抗力を弱めて病気を長引かせたり、
 悪化させたりするような場合の方が多いですからね。
 このウィルスのお仕事はメイクアップでいうなら、
 ファンデやルージュなど目に見える効果ではなく、
 その日のメイクのノリを決める基礎化粧みたいなもんなのです。
 だから普通なら特に問題なくやり過ごせるような病気でも、
 抵抗力が弱まっている為にそうもいかなくなる。
 そんなこんなで、死亡率も自然に高くなるのですけど。
 ま、確率論はあくまで「確率」の話なのだと
 割り切って考えた方が良いと思いますよ。

 大規模な疫学調査の結果という事ではないですが、
 聞くところによると結構みんな感染してますね。
 別に珍しくないです。特にノラ経験者はね。
 かといって、みんな非業の早死なのかというと
 そうでもないですよ。
 …病院に連れて行かれる回数は、なんでもない子より、
 ちとばかり多いとは思いますがね。

質問その3:ごはん
 ズバリ、
 気にし過ぎでしょう。
 
 まず、消耗性疾患とか(発熱など)でない限り
 ビタミンCの補給をする必要はありません。
 何故なら、自分の身体の中で作れるから。
 むしろ、塩分や糖分・マグネシウム含有量などを
 気にされた方がよいでしょう。
 野菜を加えたら栄養バランス崩れて死んじゃう!
 なんて事はまずありませんが、
 彼らの本来の姿は肉食獣ですので、
 その辺りを考慮されるとよいですね。
 特異的に必要とされるアミノ酸とかもありますし。

 ちなみに私のキャットフードの選び方といいますと、

  1.「猫(下部)泌尿器症候群を考慮しているもの
    (マグネシウム含有量に関して明記してるもの)」
  2.「肥満猫用(低カロリー)」(←みんなDEBUだから)

 ぐらいです。
 あとは、深く気にしません。
 そして、普段は「粗食」です。
 「お気に入り」は体調が悪くて食欲がない時とか
 クスリを混ぜる時やなにかの為にとっておいてあります。
 ふっふっふっ…
 これも彼らと長く付き合っていく為の
 1つの「技」なのですよ。

 このコラムの最後に。
 あなたが初めて一緒に生活するネコ族の方々は
 あなたが想像する以上に逞しいと思いますよ?
 1つ例に挙げてみましょうか。
 彼らには風呂に入るなんて概念はなく、 
 家の中や外で所かまわずゴロんゴロん転がり、
 うんちやおしっこに素手(?)で砂をかけたりした後、
 とどく限りの全てを自分の舌で毛繕いして、
 その毛ごと全部飲み込んで、お手入れ終了。
 彼らにとってはそれが当たり前なんですから。
 人間の感覚では「汚い」の一言に尽きてしまいますがね。

 そんなもんです。
  


ということでした。不安解消に役立てていただければと思います。
それにしても.....うちの猫族がブーデー揃いだというのがさりげなくバレていることだよ。

((1/13/2001)
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