なぜ独りで登る
それはただ単に
パートナーがいないから
独りは気軽でいい
休みたい時休み
花とも語り合える
自分をムチ打つ
先の時間を考え
心地よい先の時間を
捨てに来て
思い出させる
電話かな
渓谷と
共に生きたる
高千穂の
人のいとなみ
神のしもべか
ガレ場道
先行く人の
霧に消ゆ
霞む山
ミツバツツジの
尾根の道
梅雨の中
はるかに霞む
山の峰
やるせない気持ちを静めに
体を酷使すれば
慰めてもらえるから
いろんな季節の花々に
会えば癒されるから
それで満足はないけれど
自分の命が終わるとき
山の歌で送ってほしい
それまでは登り続けたい
行き着いて
滝と紅葉は
額の中
登山道
目線の雲に
陽の光
独りの山
なぜ山なのか。
中秋の
色づく前の森の中
風おだやかに
せせらぎの音
人にやさしく なれるのは
相手の やさしさが わかるから。
峠過ぎ
目に飛び込むは
高千穂の
山のつらなり
緑 競演
風そよぐ
日差しに夏の
傷忘れる
飯田の地
夏の日差しは
他人事
高原に
贅沢求め
テント張る
傷心を癒しにここへ来た
くじゅうの風はやさしく迎えてくれた。
初めての山 先が見えない
何度も登る山 先が見えている
何度も立ち止まり 道を確認
体力が続く限り もう少し あと少しと
頂上に立ったとき
やっぱり 来て よかった〜。
山に登る時
歩けども
濃霧の先は
見えぬまま
進むしかなき
我が人生
下界を見下ろす
天山の尾根道を外れ
昼食場所を確保
腰を下ろし しばらくパノラマを楽しむ
有明の水平線は霞んで見えない
右に六角川の河口が菱形に
北からの風はやや強い
ここは南 尾根下の草地
やっと雲も風に飛び
青空がのぞく
山の緑はモザイク模様、濃い緑・薄い緑・黒い緑
白い緑・明るい緑・暗い緑・それらが遠くなるほど
ブルーに変わる、ブルーも段々薄くなる。そして
とうとう空と同化する。
モザイク模様の緑は手前に来れば やがて棚田の横線となる。裾に広がる横線も長かったり・短かったり・左右の高さが違ってきたり、巾が変わったり、ところどころで木々の緑の固まりをつける。
不規則だが美しい緑の濃淡はやがてV字の谷へと落ちている。
逢いたかった
高千穂にて
とり囲む
山並み青き
高千穂の
街を分けたり
深き渓谷
山の森
枝揺らす風
ないけれど
空気の流れ
汗 冷やしけり
七重八重
重なる山の
春がすみ
朝日に光る
いく千のススキ穂は
未だ目覚めぬ山肌よりも
今が主役と輝き波寄る
どこまでも青い空
ゆっくり流れる白い雲
来てよかったよ
岩に腰をおろし
流れる顔の汗を拭きながら
天を仰ぐ
の
いにしえの
神話の里を
たずぬれば
心に重き
人のいとなみ
人間は 辛いことを 経験するほど やさしくなれる。
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野の花に問う
君って我がままだと 自分で思わないの?
何でも自分の都合で決めてさ
昨年は もっと早くに咲いていたよね?
だから 今年は そう思って来たのに
まだ咲いていないなんて・・・・。
風に揺らぐ 木漏れ日
木々の葉の向こうは
真っ青な空
思わず声を上げる
「おーい」
黙々と登る
ヨイショ ヨイショ
汗が噴出すそれでも
ヨイショヨイショ
水分補給に立ち止まり
そして再び
ヨイショ ヨイショ
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