再びアーリーとしてステージに立った時
LP:Early Times Strings Band VOL.1 今井忍 ライナー文 ['78 ] より

77年夏、久しぶりにアーリーのみんなとステージに立つことになった。曲目は当時のレパートリーの中から選び思い出しながら、あーでもない、こーでもないとだんだん盛り上がり、お好み焼きを食べボガでいっぷくというパターンをふんで練習に入っていった。
 最初はなつかしいやら、はずかしいやらで調子は今いっ歩だったけど、そのうちリラックスしてきて、アリちゃんの冗談に金ちゃんがイヒヒヒと笑い、ナベさんは自分で自分の話しに受けてしまい、律ちゃんのひと言でみんなしらけるというむかし通りの練習風景になってきた。そしていざ本番へ!
 所は日比谷の野音。セッティングが終わり、グロッケンの合図で、ボガのテーマ、そして起きぬけ朝へ。みんなの音が風に乗って、野音の上を流れだした。僕は、その風に乗って唄いだしていた。それはものすごく気持ちのいい瞬間で心が広がるようだった。そしてエンディング。
 楽屋に戻ってみんなの顔を見まわすとみんなニコニコ少し照れてるみたいだった。僕はこの時、やってよかったなと思った。
 活動こそは、2年ぐらいしかなかったけれど吉祥寺でいっしょに生活していたその2年は僕達にとって大切な物を残していったみたいだ。



Seals RecordsのH.P.にあるプロフィール
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