●中絶薬(medical abortion)ミソプロストール(Misoprostol)とミフェプリストン(Mifepristone,RU486)のページ
この日本語版ホームページでは、情報を提供していますが、このホームページ作成者は、医療機関ではありません。したがって、日本語版ホームページからはミソプロストールなどの薬を直接提供することはしておりません。
現在、日本でも、ヘルプ・デスクや、日本でどのようにこの薬による中絶という選択肢を広げていくかということを検討していますが、現在ではまだ体制が整っていません。
Medical Abortion 、薬による中絶についての運動は、女と健康国際運動の活動の中で生まれてきたもので、このような視点から日本での展開の可能性について意見交換、活動の展開をできる方を探しています。
下記の説明にもあるように、ミソプロストールは日本では薬としては承認されていますが、消化器系の潰瘍(や慢性関節リウマチ炎)の治療薬として使用されており、入手には医師の処方箋が必要です。中絶薬ミフェプリストンは、日本では承認されていません。中絶薬は、効果が高いものの、万全ではなく(ミソプロストールで80〜90%、ミフェプリストンとミソプロストールの併用で98%)、また使用に当たっての危険もあります。特にこのような危険性を正確に告知せず、医療の管理を離れたところで使用される、闇での販売によって事故が起きていることも報じられています。
しかし、安全な中絶は女性にとって必要なことです。この日本語版ホームページでは、中絶薬としてのミソプロストールとミフェプリストンによる人工妊娠中絶が女性たちにとって効果的で、安全で、安心な中絶方法の一つであり女性たちにとって必要であること、中絶薬ミソプロストールとミフェプリストンの使用方法や誤解についての情報を提供します。
下記の二つは、日本でも承認されている、ミソプロストールについての、中絶薬としての使用についての概説などを紹介するページです。
Women on Wavesのホームページの紹介
安全で合法な人工妊娠中絶の選択の実現に向けて。
世界のどこかで、8分に1人の女性が、合法でなく、安全でない人工妊娠中絶の結果、死ななくても済んだはずなのに死亡しています。このような女性たちの人権と医療的必要を侵害に対応するため、Women on Wavesは、中絶が合法でない国に向けて航海しています。 この航海はその地域の女性組織に招きによってなされています。船を使うことで、初期中絶は、安全に、専門知識に基づいて、合法に提供されうるのです。 Women on Wavesは、安全でない中絶を防ぎ、無料の医療・保健サービスと性教育とアドボカシーを結びつけることによって、女性たちが、身体的・精神的自立についての自分の人権を行使して女性たちがもともと持っていた力を取り戻せることを目指しています。Women on Wavesは非営利組織です。
私たちは、安全で合法な選択ができるという女性の人権の実現に向けて闘っています。多くの国では、女性たちは犯罪とされている中絶の結果、処罰され、きずつけられ。 死亡しています。 しばしばおぞましい事例もふくまれており、 常に人権侵害をともなっています。
中絶は最も多くなされている医療処置のひとつです。中絶を違法にして中絶の件数は減らせません。毎年、世界で4200万件の中絶のうち、2000万件が合法でなく 、安全でないものです。中絶の合法化によって女性たちが傷ついたり死ななくてもすむようにできるのです。 (Women on Wavesのホームページより)
●How can I do an abortion? どのようにしたら中絶できるのか。
日本語版は、
こちらから
英語版は、
http://www.womenonwaves.org/set-274-en.html
●Questions and Answers
日本語版は、こちらから
英語版は、http://www.womenonwaves.org/article-457-en.html
次の頁は、中絶薬であるミソプロストールとミフェプリストンについて、ありがちな質問に対する答えを簡単にまとめたものです。
日本語版は、こちらから
英語版は、http://www.womenonweb.org/article-303-en.html
http://www.womenonwaves.org/article-456-en.html
WHO世界保健機関からもMedical Abortionについて、詳細な質問と回答が紹介されています。
WHOのmedical abortion のページへのリンク
"I had an abortion" gallery。人工妊娠中絶についてのタブーを破り、物語を語るために。
http://www.womenonweb.org/listpublish-162-en.html
厚生労働省などからの通知等
日本では、経口中絶薬ミフェプリストンについて、アメリカ合州国FDAの通知の影響を受けて、個人輸入が規制されています。まずは日本での官庁の通知等を紹介します。また、ミソプロストルについては日本では承認されていますが、消化器系の潰瘍治療薬(やリウマチの治療薬)として主に使用されています。
世界のミフェプリストンの認可状況
世界全体でのミフェプリストンの認可状況については下記のアドレスをご覧ください。
http://gynuity.org/downloads/mife_approval_MAR2008_map.pdf
Women on Webの活動の紹介
Women on Webの活動については下記から日本語で読むことができますが、日本でのサービスの利用は現時点ではできません。
CAUTION! Women on Web does not refer women from Japan, so no Japanese women receive
packages with medicines. Women on web helps women from countries with restricted
access to safe abortion.
newpagewow174.htmlへのリンク
ミフェプリストンについての慎重論の紹介
中絶役については、女性運動の中に慎重論もあります。
例えば、FINRRAGE (Feminist International Network of Resistance to Reproductive and Genetic
Engineering フィンレージ) 設立者である、Renate Klein(レナータ・クライン)さんは、ミフェプリストンが安全ではなく、女性の選択を広げるものではないとして、その利用に反対しています。Renate Kleinさんは吸引法という安全な方法も存在することも反対の理由としてあげています。
しかし、Women
on Waves(ウィメン・オン・ウェイブ)の情報には、起こりうる副作用について説明され、またどのような場合に医療が必要となるか記載がされています。特に安全な中絶ができない国において、ミフェプリストンの必要性は否定できないと思われます。
確かにRenate Kleinさんが引用する、副作用への対応方法の情報提供や対応可能な医療の質の向上、重い事故事例については原因を解明することや補償制度を整備することが必要です。プロスタグランディン(ミソプロストール)は、既に日本でも胃潰瘍やリウマチの治療薬として利用されており、中期中絶の手術でも利用されています。また、吸引法も女性たちにとって有効な中絶法であり、Ipas (アイパス)などが普及に取り組んでいますが、中程度の技能者が必要であり、人員と法規制の観点から現状ではすべての女性が利用できるわけではありません。
Renate Kleinさんの論文は下記アドレスからご覧になれます。
http://www.finrrage.org/pdf_files/RU486_Online_Opinion.pdf
また、Betsy Hartmannさん(『Reproductive Rights and Wrong』)は、同じくミフェプリストンの副作用を指摘し、心臓血管に関する副作用の点から、35歳以上の利用、喫煙者の利用、喘息の女性の利用には慎重であるべきと記載し、長期的な副作用についても懸念を示しています。また、ミフェプリストンを利用する場合も中絶が不完全になった場合に対応できる医療者が必要であり、また、副作用への検査や治療、緊急対応が必要として、いずれにしても、薬だけで、中絶についての課題がすべて解決できるものではないことを指摘しています。